デュエルは完敗に 32歳となったジョルディ・アルバをどう評価する

ニコ・ウィリアムズに苦戦したアルバ photo/Getty Images

苦しい台所事情だ

ガビやペドリのような若手の台頭もあり、今後に期待の持てる今のバルセロナ。特にペドリは離脱からの復帰以降、いきなりフルスロットルの活躍であり、アスレティック・ビルバオ戦ではゴールを決めている。

しかし、若手が豊富なのは前線であり、チームを支える後方は平均年齢が31歳(ビルバオ戦)とベテランばかりだ。唯一の若手であるセンターバックのロナウド・アラウホは頼もしい新たなディフェンスリーダーだが、彼の続く選手が欲しい。

特に深刻なのは左サイドバックだ。ここまで32歳のジョルディ・アルバを継続して起用しているが、疲労の影響かパフォーマンスが落ちてきている。ビルバオ戦では120分フルタイムで戦っていたが、地上戦、空中戦のデュエル勝利数が6戦中2回と少なかった。特に対峙するニコ・ウィリアムズには完全にスピードで負けており、アルバを休ませることができる控えが欲しい。若手には一応アレハンドロ・バルデがいるものの、直近の出番は12月のエルチェ戦まで遡ることになる。

西『SPORT』によればバレンシアのDFホセ・ガヤを狙っているようだ。ガヤはアルバを彷彿とさせるようなサイドバックであり、攻撃性能はピカイチだ。近年では守備面も向上しており、獲得できるのであればよいのだが、噂が立ってから一向に話は進んでいない。

日程が厳しくなるにつれてコンディション不良となってしまう守備陣のベテランたち。次節アラベス戦も24日と開催はすぐそこであり、シャビ・エルナンデス監督はどう手を打つのか(データは『Sofa Score』より)。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.299 フリック・バルサ徹底分析

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:コラム

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ