長谷部誠と同じ“38歳”の番人 バイエルンで3冠達成したセンターバックは今も絶賛されていた

現在もニースで活躍するダンテ photo/Getty Images

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来季もプレイできると高評価

フランスのリーグ・アンでは圧倒的戦力を誇るパリ・サンジェルマンが話題のほとんどを奪ってしまうが、現在首位のパリを追いかけているのが2位のニースだ。

そしてこのチームの最終ラインを統率するのは、38歳のブラジル人DFダンテである。

ダンテといえばボルシアMG、バイエルン、ヴォルフスブルクとドイツ・ブンデスリーガで長く活躍したセンターバックで、2016年からはニースでプレイしている。話題になる機会は多くないかもしれないが、ニースでは今季もキャプテンマークを巻いてフル稼働しているのだ。
38歳で最終ラインを統率する選手といえばフランクフルト所属の元日本代表MF長谷部誠と被るところがあるが、ダンテも長谷部と同じような存在になっている。38歳にも関わらず、来季の契約延長に向けた話が出ているのだ。

仏『Foot Mercato』によれば、ニース側は今季限りとなっているダンテとの契約を延長する考えでいる。今季もリーグ戦20試合に出場していることを考えれば、契約の延長は当然だろう。ダンテもまた年齢は単なる数字というタイプの選手だ。

2012-13シーズンにはバイエルンの一員として3冠達成にも大きく貢献するなど、ダンテはいぶし銀な守備職人として知られる。派手さはないが、守備力の高い堅実なセンターバックだ。

少々残念なのは、これほどの実力がありながらブラジル代表の方では13試合しか出場歴がない。チアゴ・シウバ、ダビド・ルイスといった選手がいたため、2014年のワールドカップ・ブラジル大会でも1番手にはなれなかったのだ。

当時の大会で唯一の出場は1-7で敗れた悪夢の準決勝・ドイツ戦で、ダンテはこのゲームがセレソンでの最後の出場となっている。

それでもブラジルが生んだハイレベルなセンターバックであることは間違いない。その実力は今もニースで信頼されており、40歳になってもプレイしていけるかもしれない。

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