失速を防ぎたければアルバの控えを獲るべし F・デ・ヨングらと共にCLで輝いたアヤックスの戦士

アヤックスで出番を失っているタグリアフィコ photo/Getty Images

ローンで獲得できれば完璧だが

24日に行われたアラベス戦では終盤にフレンキー・デ・ヨングのゴールでリードを奪い、1-0で勝利を収めたバルセロナ。ここのところレアル・マドリードやアスレティック・ビルバオに僅差で勝てていなかっただけに、この白星は大きい。

そんなバルセロナだが、最終ラインの高齢化が気になる。38歳のダニエウ・アウベスが加入したことで一気に年齢層が高まっており、何より左サイドバックのジョルディ・アルバには代えとなれる選手がおらず、常に先発に名を連ねている。

代役候補として名前が挙がっているのは、アヤックスのDFニコラス・タグリアフィコだ。

移籍市場に精通しているファブリシオ・ロマーノ氏によればバルセロナは冬の移籍市場で左SBを探しており、そのターゲットの一人がアルゼンチン代表DFのようだ。本人もバルセロナ行きを望んでいるようだが、アヤックスは完全移籍での売却を考えており、バルセロナは金額を安く抑えることができるローンでの獲得を目指しているという。ここで意見の相違があり、未だに交渉がまとまっていない。

2018年にアヤックスに移籍して以降、長くオランダで活躍してきたタグリアフィコ。レアルやユヴェントスのような強豪を破ってCLベスト4入りに貢献した際の左SBであり、バルセロナ移籍となればデ・ヨングとの再会となる。

タグリアフィコはクロスやパスから攻撃に貢献できるタイプのSBだ。今季こそデイリー・ブリントにポジションを奪われているが、19-20シーズンには3ゴール4アシストを記録するなど、目に見える数字も残している。

だが、問題はクラブ間での意見の相違だ。アヤックスは完全移籍での放出を目指すが、バルセロナは29歳タグリアフィコの買い取りに難色を示している。ここで意見が合えば早急に交渉がまとまりそうだが、バルセロナはどう動くのか。

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