フランスでのアジア人最多得点を更新したファン・ウィジョ 代表にも復帰したFWのブレイクはあるか

ファン・ウィジョはボルドーで輝きを放っている photo/Getty Images

ハットトリックを達成したウィジョ

リーグ・アン第22節でボルドーは川島永嗣が所属するストラスブールと対戦。川島もサブ入りしたこの試合で主役となったのは、韓国代表への復帰を果たしたファン・ウィジョだった。さらに4-3というシーソーゲームの中で、チームを勝利に導いたストライカーが、アジア人としての最多得点記録も更新した。

17分に先制点となるこの日1得点目を決めたウィジョ。1点を追加した39分には右サイドからのカットインで左足を振り抜くと、豪快にゴールネットを揺らして自身2点目となるゴールを記録する。終了間際にもハットトリックとなる3点目を決め、3連敗中のボルドーに勝利をもたらした。

2018年にはガンバ大阪でJ1で16ゴールを記録したストライカーは、2019-20シーズン途中よりボルドーへ加入し、すぐさま主力として活躍する。同シーズンは6得点を決め、昨季は12ゴールを記録しており、今シーズンはストラスブール戦のハットトリックで9得点となった。これでリーグ・アンでの通算得点数は「27」となり、モナコで活躍したパク・チュヨンの25得点を超え、アジア人としては最多の得点数を記録した。

この活躍に仏紙『L'EQUIPE』では「(ウィジョは)チームにとってかけがえのない存在となった」と称賛。前節はレンヌに0-6と大敗を喫しており、切り替えるためには勝利が絶対に欲しい一戦だった。そういった中で輝きを放った男はチームでも大きな存在感を示している。FIFAワールドカップのアジア最終予選を戦う韓国代表にも復帰しており、この勢いを代表でも見せることができれば、今季フランスで大きなブレイクを遂げる選手となるかもしれない。

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