17試合“14ゴール”の超新星 またザルツブルクの逸材はドルトムントへ向かうのか

ドルトムントが獲得に急接近するアデイェミ photo/Getty Images

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2年前のハーランドに続く可能性

アーリング・ハーランド、ジュード・ベリンガム、ドニエル・マレン……。これらの選手たちに代表されるように、ドルトムントはこれまで他クラブから多くの若手有望株を自軍へと引き入れることに成功してきた。下部組織から選手を育てていく術にも長けているが、欧州各国から注目を集める優秀なヤングスターの勧誘にも熱心な同クラブ。彼らのスカウト部門の優秀さは、他クラブと一線を画していると言っても決して大袈裟ではないだろう。

そして、そんなドルトムントはまたも複数ビッグクラブから関心を寄せられている若者の引き抜きに成功するのだろうか。次なるターゲットとなっているのは、ザルツブルクに所属するカリム・アデイェミだ。独『Spox』によると、ドルトムントは今季終了後における同選手の獲得を目指しており、現在はその具体的な交渉に入っているという。現時点で予想される移籍金は3000万〜4000万ユーロ(約39億〜52億円)とのことだが、今後は値下げも含めてドルトムントはザルツブルク側と話し合っていくようだ。

現在20歳のアデイェミはセンターフォワードを主戦場とする選手で、すでにドイツ代表にも選出されている。昨季はオーストリア・ブンデスリーガで29試合に出場して7ゴール9アシストという好成績を叩き出し、今季も勢いそのままにリーグ戦17試合の出場で14ゴール2アシストを記録中。抜群のスピードを駆使した突破とフィニッシュ精度の高さは試合を経るごとに洗練されてきており、今の彼は同世代のなかでも屈指のフィニッシャーとして完成されつつあると言っていいだろう。
2年前のハーランドに続き、ドルトムントが確保に迫るザルツブルクの点取り屋。アデイェミ加入となれば、ブンデス屈指の若手軍団の前線はさらに恐ろしくなること間違いなしだ。

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