リンガードのような再ブレイクも? マンUでくすぶり続けたファン・デ・ベークがヴィエラ・パレスへ移籍か

クリスタル・パレスが興味を示しているという photo/Getty Images

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期待できる移籍となりそうだ

オーレ・グンナー・スールシャールからラルフ・ラングニックに監督が代わり、良い方向に向かい出したかに思われたマンチェスター・ユナイテッドだが、まだマンチェスター・シティやリヴァプール、チェルシーの3クラブのレベルには達していないように思える。

その要因の一つとして考えられるのは、余剰戦力の多さだ。特に前線は多い。セビージャへローン移籍したアントニー・マルシャルを初め、ジェシー・リンガードやドニー・ファン・デ・ベークもそうだ。彼らは活躍した過去を持ちながらも、マンUでは思うようなパフォーマンスを見せられず、出番を得られていない。

そんなファン・デ・ベークに今冬での移籍の可能性があるようだ。移籍市場に精通しているファブリシオ・ロマーノ氏によればクリスタル・パレスがオランダ代表MFの獲得を目指しているとのこと。現在交渉中といわれており、パレスの指揮官であるパトリック・ヴィエラがファン・デ・ベークを欲しがっているようだ。

マンUからパレスとクラブとしての格は落ちることになるが、今のパレスはヴィエラのもとで若手を中心とした魅力的なサッカーを展開しており、成立すればシーズン後半戦に期待できる移籍となる。出場機会についても中盤3枚で当確なのはコナー・ギャラガーのみであり、あとの2枠にファン・デ・ベークが入る可能性は十分にある。

オランダの名門アヤックスで頭角を現し、胸を膨らませて2020年にイングランドに渡るも主軸となることができていないファン・デ・ベーク。加入後からここまでのプレイタイムは1836分と少なく、試合数に換算すると20試合にフル出場しているのと同じだ。今季マンUで2季目となる選手としては明らかに足りない数字であり、今冬でのパレス行きを決断すべきか。

昨季はリンガードが冬の移籍市場でウェストハムに移籍し、再ブレイクを果たしている。能力はあるが、起用されなかった不遇さは似ているところがあり、この移籍が彼のキャリアを左右する分岐点となるのだろうか(データは『transfermarkt』より)。

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