シティの偽9番は今季で見収め? 人間発射台の息子、アグエロ2世…… 続々と集まる未来のストライカー候補

アルバレスも既にシティ行きが決まっているようだ photo/Getty Images

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点取り屋を集めている

昨シーズンの中盤あたりから本職のストライカーをセンターフォワードに置かない偽9番の戦術で得点を量産しているマンチェスター・シティ。今季もその流れは続いており、CFにはフィル・フォーデンやジャック・グリーリッシュのような本来はサイドでプレイする選手が配置されている。この流れは今後も続くのかと思われたが、そうでもないのかも知れない。

移籍市場に精通しているジャーナリストのファブリシオ・ロマーノ氏によれば以前から噂されているリーベル・プレートのフリアン・アルバレス獲得で合意したようだ。5年契約といわれており、今季はアルゼンチンに残り、来季からトップチームに合流するとのこと。また、今回の獲得はローンを前提にした補強ではなく、トップチームを強化する獲得になるという。

31日に22歳となるアルバレスは今季20ゴールを挙げた正統派のストライカーだ。170cmとサイズはないが、ポジショニングやテクニックに優れた選手であり、同クラブのレジェンドであるセルヒオ・アグエロに例えられることも少なくない。

面白い人材を確保することになるシティだが、アカデミーにはストークで人間発射台の異名をとったロリー・デラップの息子リアム・デラップが在籍している。18歳と若い選手だが、186cmとサイズがあり、昨季は20試合で24ゴール4アシストと大活躍を見せている。今季は怪我の影響から出番を得られていないが、既に負傷から復帰しており、トレーニングに励んでいるようだ。

将来のトップストライカー候補が既に2人いるシティだが、来夏の移籍市場ではボルシア・ドルトムントのアーリング・ハーランドがトップターゲットだといわれている。デラップはまだ若く、デビューは先になるといえるが、ハーランドとアルバレスは近い年代であり、指揮官であるジョゼップ・グアルディオラは彼らを競わせるつもりなのだろうか。

ガブリエウ・ジェズスをサイドの選手と考えれば、トップチームにストライカーがゼロのシティ。それでも問題ないといえるが、未来のある9番タイプの選手が集まってきており、将来は有力なストライカーを複数抱えるクラブになるのだろうか。

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