適応に苦しむグリーリッシュだが、本番は来季から? カンセロら2季目から大きく飛躍した選手たち

苦戦気味のグリーリッシュ photo/Getty Images

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指揮官も称賛しており、これから活躍するのか

今夏の移籍市場では多くのお金が動くことになった。特にプレミアリーグではジャック・グリーリッシュに1億ポンド、ロメル・ルカクに9750万ポンド、ジェイドン・サンチョに7300万ポンドが支払われたとされており、日本円に換算するとどの選手も100億円を超えていることになる。

しかし、この高額トリオだが、21-22シーズンの中盤となった1月でもイマイチ活躍できていない。ルカクはある程度の出番を得ているが、指揮官トーマス・トゥヘルとの衝突もあり、チェルシーとしては大成功の補強とはいえないだろう。サンチョは出場する試合では違いを見せるも、マーカス・ラッシュフォードやメイソン・グリーンウッドといった下部組織組の牙城を崩すことができず、なかなかスタメンでの出番を与えられていない。

ルカク、サンチョを超える夏の移籍市場での最高額男であるグリーリッシュも前述した2人とそこまで状況は変わらないといえるが、指揮官であるジョゼップ・グアルディオラはイングランド代表MFのパフォーマンスに満足しているようだ。

「彼はライン間でプレイするのに最適なプレイヤーだと思う。とてもアグレッシブな走りを見せ、サウサンプトン相手に違いを生み出していた」

英『Manchester Evening News』ではペップが1-1で引き分けたサウサンプトン戦でのグリーリッシュのパフォーマンスを称賛している。確かにセインツ戦では積極的にライン間で受けるプレイが見られており、ここまでのグリーリッシュとはまた違ったようにも思える。得点自体には絡むことはできていないが、ライン間で受けることで前線のスペースを生み出しており、起点となるなどペップが「加入後、最も出来の良かったゲームだった」とコメントしているのも納得だ。

また、ルベン・ディアスは例外だが、シティに移籍してくるプレイヤーは初年度に苦戦しているイメージが強い。特に昨季から大きく飛躍したジョアン・カンセロの1年目はプレミアで17試合にしか出られていない。今でこそ右サイドではファーストチョイスのリヤド・マフレズも初年度はそこまで活躍できておらず、2季目から本領発揮している。

1億ポンドという高額な移籍金の影響から批判されることの多いグリーリッシュ。確かにここまで2ゴール2アシストと数字の面ではおとなしいが、ペップが称賛するようにピッチ内での存在感は大きくなっており、今後の活躍が楽しみだ。

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