パスもセーブもレベル高い“万能GK” フランスの堅守軍団に欠かせぬパウ・ロペス

マルセイユを最高峰から支えているパウ・ロペス photo/Getty Images

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元スペイン代表の本領発揮

2021-22シーズン、ここまでリーグ・アンで3位と好調をキープしているのがオリンピック・マルセイユだ。今季の同クラブは鉄壁の守備陣を擁しており、現時点での失点数はリーグ最少の「16」。手堅いサッカーを展開しながら、曲者揃いのリーグ・アンで上位戦線に食らいついている。

そんなマルセイユ守備陣のなかでも、特に注目したいのがGKパウ・ロペス(27)だ。昨季プレイしていたASローマでは所々でミスも目立ったが、マルセイユ加入以降は攻守両面において非常に安定感あるパフォーマンスを披露している同選手。チームがピンチの際には好セーブを連発し、味方がボールを持てば優れた足元の技術を駆使してビルドアップに参加する。今季の彼はそんな理想的なGKになっていると言えよう。

そして、そのパウ・ロペスの貢献度の高さは優秀なスタッツにも表れている。データサイト『FBref』によると、今季の同選手はセーブ率(82.6%)やパス成功数(538本)などのあらゆる部門にて、リーグGK中トップの数値を記録中。こうしたスタッツからも、21-22シーズンのパウ・ロペスがいかに攻守に抜け目のないGKであるかは窺い知ることができるはずだ。
ローマ時代にはやや苦戦を強いられたものの、マルセイユで再びその評価を上昇させるパウ・ロペス。かつてスペイン代表にも選ばれていた守護神は、ようやく安住の地を見つけたか。今後も鉄壁の堅守軍団を支える彼のパフォーマンスからは目が離せない。

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