エジルを超える補強となった? 今季プレミア10試合でクリーンシートを達成する新たなアーセナルの守護神

評価の高いラムズデール photo/Getty Images

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頼れる選手が加わった

今冬の移籍市場では苦戦気味のアーセナルだが、今夏の移籍市場での主役ぶりはすさまじかった。アルベール・サンビ・ロコンガはまだまだだが、冨安健洋、ベン・ホワイト、アーロン・ラムズデール、マルティン・ウーデゴー、ヌーノ・タヴァレスらは軒並み大成功の補強となり、シーズン前半戦のアーセナルを支えていた。特にシェフィールド・ユナイテッドからやってきたGKラムズデールの獲得は大きい。

ここまではシェフィールド・ユナイテッドやボーンマスなどビッグクラブでの経験がなかった同選手だが、今夏の移籍市場でチームに加わると一気にベルント・レノからポジションを奪い、正守護神としてピッチに立っている。

彼の加入で変化が見られたのは後方からのビルドアップだ。レノも足元の技術はある程度あったが、判断の悪さが目立っていた。ラムズデールはレノ以上の足元の技術と判断の良さを兼ね備えており、ミケル・アルテタ監督が目指す後方から攻撃を組み立てるサッカーを支えているのはGKのラムズデールだ。

さらにラムズデールはシュートストップの技術にも長けている。ここまでのセーブ数は56回とリーグで9番目の成績であり、クリーンシートはマンチェスター・シティのエデルソン・モラレスに続く10回を記録している。無失点を達成するには最終ラインの選手の実力も大事だが、守護神がどれだけビッグセーブを見せられるかにもかかっており、ラムズデールの実力の高さがうかがえる。

英『Football365』ではラムズデールの獲得を過去10年間での最高の補強と大絶賛している。10年間とするならば13-14シーズンにレアル・マドリードから獲得されたメスト・エジルと比較することになるのだが、2400万ポンドの格安での獲得、加入後即フィットした適応能力の高さ、23歳という若さを考えればエジルと並ぶ補強となる可能性は十分にある。

このように英紙からは大絶賛されているラムズデール。持ち上げ気味な気もするが、クリーンシート10回の記録は素晴らしく、今後はアーセナルの顔としてチームを支えることになるか(データは『SofaScore』より)。

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