シティの中盤に190cmのビッグマンが加わる? レアルも注目するオランダの未来はどこへ行く

獲得となればシティに珍しいフィジカルに長けた選手となるフラーフェンベルフ photo/Getty Images

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期待の若手だ

今冬の移籍市場ではフェラン・トーレスの売却、リーベル・プレートのフリアン・アルバレス獲得のみに終わりそうなマンチェスター・シティ。実際にチームの戦力は揃っており、無理に獲得する必要はないのかも知れない。

そんなシティだが、やはり来夏の移籍市場での動きが気になる。現状では指揮官であるジョゼップ・グアルディオラとの契約が切れるのは来季であり、彼がいなくなければ本職のストライカーを置かない偽9番を継続することはないだろう。そこでボルシア・ドルトムントのアーリング・ハーランド獲得を目指しているとされており、ビッグディール成立に期待が高まる。

さらに英『Sport Witness』によればアヤックスに所属するライアン・フラーフェンベルフの獲得にも動いているという。オランダMFとアヤックスの契約は2023年で切れることになっており、シティが関心を寄せているようだ。

アヤックスの生え抜きである19歳のフラーフェンベルフ。今季はここまでのリーグ戦で20試合に出場しており、1ゴール3アシストを記録している。既にフル代表デビューしており、オランダの未来を背負っているプレイヤーだ。

中盤を本職とし、アヤックスでは[4-3-3]のインサイドハーフや[4-5-1]のダブルボランチの一角として起用されている。ピッチ内を駆け回るボックス・トゥ・ボックスの選手であり、攻守においての貢献が期待できる。特に推進力のあるドリブルと正確なキック精度が彼の武器であり、ドリブル成功数は48回とリーグ3位の記録を保持している。さらにフラーフェンベルフは190cmと大きな体格の持ち主だ。シティはそこまで大柄な選手がおらず、彼の高さを使った攻撃は一つの武器となるか。

ピッチに立つとすればインサイドハーフだが、今季でフェルナンジーニョが退団する可能性が高く、アンカーとしての起用も予想される。どちらかといえば攻撃で強みを発揮するタイプだが、まだ19歳の選手であり、ペップの指導でアンカーとして開花する可能性もある。

報道ではレアル・マドリードもフラーフェンベルフに興味を示しているとされており、争奪戦になる可能性は高い。優秀な選手だけに来夏で獲得できれば、中盤は当分安泰だろう(データは『SofaScore』より)。

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