今季は主将も務めていたのに“戦力外” 2年半前までアーセナルにいた男に試練のとき

今季はボルドーで主将も務めていたコシェルニーだが…… photo/Getty Images

今冬の退団は確実と現地メディア

2年半前まではアーセナルの主将も務めていた男だが、彼はこのまま欧州トップシーンから姿を消していくこととなってしまうのだろうか。当時守備陣の脆弱性が各方面から指摘されていたなかでも必死にガナーズの守備を支えていた守備者が今、苦境を迎えている。

その守備者とは、元フランス代表DFローラン・コシェルニーだ。2010年代にアーセナルの守備陣において奮闘し、その後2019年夏に向かったボルドーでも主将を務めながらチームの最終ラインを支えていた同選手。ガナーズとはやや後味の悪い別れ方をしてしまったものの、今でも彼の高いカバーリング能力を前面に押し出したプレイを覚えている人も多いだろう。

しかし、そんなコシェルニーが現在窮地に立たされている。今季は36歳を迎えながらもリーグ・アンで11試合に出場し、残留を争うボルドーで重要な戦力となっていたはずの元フランス代表DF。だが、クラブ上層部は彼のパフォーマンスに満足していなかったようで、今冬彼に戦力外通告を行ったと仏『Foot Mercato』が伝えている。同メディアによると、すでにコシェルニーはそれを受け入れており、今冬の退団は確実なものとなっているようだ。

主将も務めていた男が突如としてチームの構想外に。今季のボルドーはリーグワーストの失点を喫している状況とはいえ、これは少し驚きと言えるだろう。データサイト『SofaScore』によると、今季リーグ戦では少々意外ながらも空中戦勝率81.82%(22回中18回勝利)を記録していたコシェルニー。参考値こそ少ないが、まだある程度のレベルはキープしているはず。このまま終わってほしくはないが、はたしてベテランDFの未来はどうなるか。

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