“戦術伊東”でサウジアラビアも撃破だが…… ますます高くなる伊東純也への依存度

伊東(右)の活躍も素晴らしいが、どうしても彼の不在を考えてしまう photo/Getty Images

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またまたゴールを決めてくれた

森保一監督率いる日本代表は1日にサウジアラビアと対戦。アジア最終予選のグループBで首位を走るサウジアラビア対2位の日本代表の直接対決となったが、結果は2-0とサムライブルーが白星を挙げている。

勝利を収めたこの試合で1ゴール1アシストの素晴らしい活躍をしたのが右サイドで先発となった伊東純也だ。スピードとテクニック、そして得点力を兼ね備えたこの伊東の活躍は素晴らしく、サウジアラビア戦でゴールを決めたことで中国戦から続いている連続得点記録を4にまで伸ばしている。

まさに戦術・伊東ともいえるほどの存在感を見せたが、彼が不在、もしくは通用しない場合の代替案が今後は必要になる。ワールドカップ・カタール大会に出るとなれば相手のレベルも上がることになり、伊東が封じられて何もできないまま試合が終わってしまうことは避けたい。

候補として挙がるのは、このサウジアラビア戦で出番はなかったが、久保建英や堂安律のような右サイドから違いを作れるレフティの2人だ。伊東のような縦への突破は見込めないが、中央にカットインしてクロスやシュートからチャンスを創出できる。中国戦、サウジアラビア戦とこの代表ウィークの2試合でそこまで出番を得られなかっただけに、今後に期待したい。タイプは違うが所属クラブでは存在感を発揮しており、右サイドの選手層を厚くしてくれるだろう。

同じ「スピードスター枠」でいえば浅野拓磨の名前が挙がることになるが、伊東との差は大きく代役を期待することはできない。国内組であればヴィッセル神戸の武藤嘉紀がフィジカルを生かしたパフォーマンスを見せてくれそうだが、どうなのか。

伊東の活躍で勝利をもぎ取ったが、不在時の代役に不安がある日本代表。代案としてはいくつか挙げることはできるが、どれも決定的なものに欠けており、伊東への依存度はますます高くなりそうだ。

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