主力2人が不在でも問題なしの森保ジャパン 人材豊富なCBが日本の守備陣の選択肢を増やす

日本代表で輝きを放った板倉 photo/Getty Images

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板倉と谷口で2連戦を無失点で乗り切る

FIFAワールドカップのアジア最終予選で中国とサウジアラビアに連勝し、W杯出場に大きく近づいた日本代表。この2戦でゴールを決めた伊東純也だけでなく、大きな輝きを放ったのがCB陣だ。

これまで主力として試合に出場していた吉田麻也と冨安健洋が揃って怪我で離脱。招集外となってしまった日本だが、彼らの穴を感じさせないプレイを見せたのが板倉滉と谷口彰悟だ。安定感のある守備を披露して中国とサウジを完封し、日本の危機を救った。

ブンデス2部ながらシャルケでレギュラーを獲得する板倉と、J1王者の川崎フロンターレでディフェンスリーダーを務めるコンビがサブにいるという盤石な戦力を揃えている。この試合のサブにはSBでの起用が増えている中山雄太やフランス2部でレギュラーの植田直通もおり、今回は招集されていないがシュツットガルトで今季ブレイクした伊藤洋輝なども控えている。日本のCBの層は厚く、吉田、冨安が不在でもアジアでは高いレベルを披露することができるのだ。

こうなれば冨安をアーセナルでプレイしているように右SBで起用することも可能であり、伊藤がチームに加わればボランチでも計算することができる。森保一監督は中国戦とサウジ戦では同じメンバーを起用しているが、最終ラインの組み合わせなどを相手によって変更することも可能だ。今後はより高いレベルでの戦いを強いられる日本にとって、守備で多くの選択肢がある状況は良い点だ。3月に行われるオーストラリア戦では、どのようなメンバーを組むのだろうか。

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