名古屋移籍後はJ1全試合に出場中 昨季大きなブレイクを遂げた稲垣祥は新指揮官の下で輝けるか

ルヴァンカップ優勝に導いた稲垣 photo/Getty Images

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フィッカデンティから長谷川へ監督交代した名古屋

2020年に名古屋グランパスへ加入して2年連続でJ1全試合に出場している男が稲垣祥だ。昨季は日本代表にも選出されて得点も記録したMFが、新監督の下で今季さらなる存在感を発揮できるのだろうか。

日本体育大学から2014年にヴァンフォーレ甲府へと加入。2年目でレギュラーを獲得すると、チームの主軸として成長する。2017年にはサンフレッチェ広島へ移籍し、翌年にはJ1で33試合に出場して存在感を発揮。2020年から名古屋へ加入して、1年目から34試合に出場すると、昨季も全38試合で8ゴールと得点数もキャリアハイを記録しており、名古屋で欠かせないプレイヤーとなった。

昨季は日本代表にも招集されると、3月のFIFAワールドカップのアジア2次予選のモンゴル戦でデビューと初ゴールを記録。大きな飛躍を遂げた1年となったが、今季は昨シーズンを上回る活躍を見せることができるだろうか。

名古屋は今シーズンから指揮官がマッシモ・フィッカデンティ監督から長谷川健太監督へと変更となった。この点も今季の稲垣にどのように影響していくのか注目だ。豊富な運動量と高いボール奪取能力に加え、パス精度やシュート精度も高くボランチに必要な要素をすべて揃えている稲垣。フィッカデンティ監督の2年間でJ1全試合に出場して重宝された男は、新たな指揮官の下でも自身の武器を発揮することができるか。昨季はJ1で5位に終わりAFCチャンピオンズリーグ出場権を獲得できなかった名古屋において、トップ3進出には彼の活躍は欠かせない。

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