背番号「3」を継承した伊藤敦樹 流経大と浦和の大先輩の思いも背負って中軸を担う

横浜FM戦で積極的な攻め上がりを見せた伊藤 photo/Getty Images

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17番から3番へと背番号を変更した伊藤

昨季からリカルド・ロドリゲス監督を招へいして改革を進めている浦和レッズ。J1は6位に終わるものの、天皇杯を制してAFCチャンピオンズリーグ出場権を獲得した。そんな浦和は今季も多くの選手を入れ替えており、宇賀神友弥などベテラン選手を放出した。

そんな宇賀神の背番号3番を受け継いだ男が、昨季から浦和に加入した伊藤敦樹だ。浦和のアカデミーで育ち、トップチームへの昇格は叶わなかったものの、流通経済大学で主力として成長。大卒で浦和へ加入し、1年目から主力として活躍した。ここまでの伊藤は、宇賀神と同じようなキャリアを歩んでいる。

そんな宇賀神は自ら3番を伊藤に託したことを自身の公式ブログでも発表しており、伊藤は彼の思いも背負って今季浦和の“ナンバー3”を付けてプレイすることとなる。昨季はルーキーながら指揮官から大きな信頼を勝ち取ると、1年目からJ1で36試合に出場。攻守に安定感のあるボランチとして浦和の中盤を支えた。

今季からはリカルド監督の徳島ヴォルティス時代の愛弟子である岩尾憲や、大学の後輩でもある安居海渡など、ボランチの補強も目立った。加えて急成長する柴戸海や昨夏加入した平野佑一と実力者を揃えている。そういった中でも自身の特長をさらに見せることでチームの中軸を担うことができるだろう。

昨季は守備面で大きな活躍を見せた伊藤だが、彼の良さはアグレッシブな攻撃参加だ。ユース時代には2列目も経験しており、昨季の第36節の横浜F・マリノス戦で見せたような攻撃力を発揮することはできるだろうか。重みのある3番を背負い、新たなシーズンを迎える伊藤に注目だ。

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