ラムジー、トラオレではなく旗手 《9名の新戦力》並べるセルティックに見えてきた頂点

いきなり大活躍する旗手 photo/Getty Images

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セルティックは見事に補強を当てている

ついにセルティックがスコットランド国内リーグで首位に躍り出た。先日行われたレンジャーズとの首位決戦を3-0で制することになり、サポーターも大興奮と言ったところだろう。

このゲームでは2得点1アシストの活躍を見せたMF旗手怜央に称賛が集まっているが、旗手やこのゲームに途中出場したFW前田大然は今冬チームに加わった新戦力だ。いきなりセルティックの補強戦略がヒットする形となり、驚くほど快調な滑り出しだ。

ただ、当たったのは旗手らだけではない。このレンジャーズ戦では左サイドバックのグレッグ・テイラー、中盤のカラム・マクレガーの2人以外は全員今季よりチームに加わった新顔なのだ。
昨夏にはベテランGKジョー・ハート、最終ラインにポーランドのレギア・ワルシャワからクロアチア代表DFヨシプ・ユラノビッチ、ロシアのルビン・カザンからスウェーデン代表DFカール・スタフェルト、さらにトッテナムからはアメリカ人DFキャメロン・カッター・ヴィッカースをレンタルで獲得。

中盤は今冬に加えた旗手、マット・オリリーが古参のマクレガーとユニットを組み、前線では旗手とともに得点を挙げた昨夏加入のFWリエル・アバダ、ベンフィカからレンタルで加えたジョアン・フィリペ、そして昨季エールディヴィジ得点王に輝いているギリシャ代表FWギオルゴス・ギアクマキスがスタメンに入っており、昨季からチームの構成は大きく変わっている。

特に今冬の旗手、オリリー、前田は大ヒットとも言えよう。ライバルのレンジャーズは今冬にマンチェスター・ユナイテッドから19歳のコートジボワール代表FWアマド・トラオレ、さらにはユヴェントスからウェールズ代表MFアーロン・ラムジーの2名をレンタルで加えており、トラオレの方は今回のセルティック戦にも先発していた。

しかし、ヒットしたのは旗手だ。データサイト『WhoScored』も、「レンジャーズはトラオレ、ラムジーを加えたが、ライバル対決で主役になったのは旗手」と取り上げており、今回の対戦においてはセルティックの補強が当たったことになる。

セルティックはここまで24試合を消化してリーグ最多の50得点、守備もリーグ最少の13失点に抑えられている。これは指揮官アンジェ・ポステコグルーの努力に加え、新戦力の補強を当てたことが大きい。このまま首位の座を守ることができるのか。フレッシュだったセルティックは今冬の補強でさらに勢いを増している。

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