ミラノ・ダービーで勝敗のカギを握る男? ミランの超絶ドリブラーをインテルは抑えられるか

ミラン攻撃陣の中でも高いクオリティを誇るレオン photo/Getty Images

フィニッシュもチャンスメイクも精度高いFW

現地時間5日、イタリア・セリエAでは今後の上位戦線を左右するビッグマッチが開催される。そのビッグマッチとは、もちろん首位インテルと3位ACミランが激突するミラノ・ダービーのことだ。

現時点における両クラブのポイント差は「4」。インテルが差を突き放すか、それともミランが一気に距離を詰めてくるか。伝統の一戦は、いつも以上に双方にとって重要な意味を持つ試合となった。そんな今回のミラノ・ダービーだが、この試合でキーポイントとなりそうなのは一体どこか。

いくつか思い当たる点はあるものの、ひとつ気になるのはミランの強力な左サイドをインテルがどこまで抑えられるかだろう。なかでも、インテルにとって怖いのは左ウイングを務めるFWラファエル・レオンの存在かもしれない。

変幻自在のドリブルで相手の守備陣形を崩し、カウンター時にも自慢のスピードを武器にどこからともなく危険なエリアに飛び出してくるレオン。今季は公式戦24試合で8ゴール5アシストを記録しており、フィニッシュもチャンスメイクもできる彼はインテルにとって間違いなく厄介な存在だ。ここまでセリエAで2番目に少ない失点数(17点)を誇っているネッラズーリだが、彼を抑えきれなければ大量失点という可能性も生まれてくることだろう。

「インテルにとって1番の問題となるのは高い確率でレオンだと思うよ。彼はとてもスピードがあって、正確なシュートを放つことができる。そして何よりあのドリブルはすごいね。1対1で抑えることだけでなく、インテルはどこまで組織的に彼を抑え込むことができるか。それが勝敗のカギを握ってくると思うよ」(伊『Gazzetta dello Sport』より)

そして、そんなレオンに関してはインテルOBのアンジェロ・オーランド氏もこのように語っている。やはり、インテルがこのダービーで勝利を掴むために最も警戒しなければならないのは、このポルトガル人ドリブラーなのかもしれない。まだ試合がどうなるかはわからないものの、観戦するうえでのポイントの一つとしてレオンには注目しておきたい。

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