目覚めたジルーが3分間でのドッピエッタ劇場 ディアス投入と自身の献身性が勝利に直結

2得点を活躍を見せたジルー photo/Getty Images

続きを見る

ジルーの守備から同点ゴールが生まれた

セリエA第24節でインテルとの天王山を迎えたミランは、1点ビハインドの後半に2ゴールを決めて2-1と勝利した。今試合で輝きを放ったのが3分間で2得点を奪って勝利に貢献したオリヴィエ・ジルーだ。

前半にセットプレイからイヴァン・ペリシッチに先制点を決められたミラン。その後もインテルがボールを支配して試合を進め、ミランは苦しい時間が続いていた。そんな中で後半にブラヒム・ディアスを投入して流れを変える。

ディアスとジュニオール・メシアスがドリブルで仕掛けて攻勢を高めると、75分にジルーが敵陣でボールを奪ってショートカウンターを展開。ディアスのシュートにジルーが詰めて同点弾を決め、3分後にはジルーが自ら反転シュートでゴールネットを揺らして逆転した。

眠っていたストライカーが終盤に大爆発を見せた今試合。彼を目覚めさせたのは、ディアスの投入で間違いない。ディアスとジルーを近い位置でプレイさせることで、ジルーにボールが触れる機会が増える。勢いのままゴールまで奪いきってしまったエースが首位相手に大きすぎる1勝をもぎ取ったのだ。

またジルーも前半から積極的に守備を行うなど、チームプレイに徹していた。その頑張りが身を結んだのが、1点目のシーンだろう。カウンターへとつながる最初の守備はジルーが身体を張ったところから始まっており、彼の献身性が結果としても表現されたのだろう。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.299 フリック・バルサ徹底分析

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:コラム

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ