“プレミアBIG6”の中で1番未来明るいのはアーセナル? 3年後のマンCやリヴァプールはどうなる

優秀な若手揃うアーセナル photo/Getty Images

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戦力図が変わる可能性はある

マンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティ、リヴァプール、チェルシー、トッテナム、アーセナル。この6クラブをプレミアBIG6と呼ぶならば、最も未来が明るいのはどのクラブだろうか。

現段階ではマンC、リヴァプール、チェルシーが他の3クラブをリードしている印象だ。特にマンCは手がつけられない状態にあり、ジョゼップ・グアルディオラの下で完成の時を迎えている。

ただ、2、3年後には戦力図が変わっている可能性がある。英『Football365』が期待をかけるのは、若手が順調に育っているアーセナルだ。アーセナルこそプレミアBIG6で最も未来の明るいクラブと考えられているのだ。
マンCの場合は、グアルディオラ次第だろう。今の強さは選手の頑張りはもちろん、グアルディオラの手腕によるところも大きい。監督交代が起こった時、クラブは戸惑うことになるかもしれない。

リヴァプールはモハメド・サラー、サディオ・マネ、ロベルト・フィルミーノの3トップをいつまで維持できるか分からない。年齢的に2、3年後には衰えている可能性もあり、上手く補強していかなければ攻撃力がダウンする恐れもある。すでにディオゴ・ジョタ、ルイス・ディアスら実力者は加えているのだが、自慢の攻撃力を維持していくことが出来るだろうか。

チェルシーはDFアントニオ・リュディガー、チアゴ・シウバ、アンドレアス・クリステンセンらセンターバックの去就が不透明だ。加えて、前線ではロメル・ルカクやティモ・ヴェルナーといった選手がフィットしていない。守備の安定感は見事だが、トーマス・トゥヘル体制はまだ完成したとは言い切れないか。守備陣の大幅変更があった際には、ペースを乱す可能性もある。年齢とともに不詳が増えているMFエンゴロ・カンテも心配だ。

マンUは説明するまでもなく、まだチームとしての形が見えていない。クリスティアーノ・ロナウドの去就もそうだが、誰がチームを引っ張っていくのか理想の指揮官像が見えてこない。少なくとも現状のラルフ・ラングニックが100点の答えとは言い難く、まずはチームをまとめてくれる優秀な指揮官が必要だ。

トッテナムはハリー・ケイン、ソン・フンミンの前線次第か。ケインは昨夏も移籍の話題があったが、こちらも年齢的には2、3年後に状態が変わっている可能性がある。彼らほど得点力のあるFWを探すのも難しいため、2人がクラブを離れた際には攻撃力が大幅ダウンするかもしれない。

最後に同メディアから大きな期待を寄せられるアーセナルだ。まだ盤石というわけではないが、FWガブリエウ・マルティネッリやMFマルティン・ウーデゴー、ブカヨ・サカ、エミール・スミス・ロウ、DFガブリエウ・マガリャンイス、冨安健洋、GKアーロン・ラムズデールら若い実力者は揃っており、彼らを全員キープ出来るならば中堅世代を迎えた段階で大きな成功を掴めるかもしれない。若手がすでにチームの顔になっているのはポジティブなことで、確かに最も未来を想像しやすいクラブなのかもしれない。

アーセナルサポーターが望むのはもちろん優勝だが、そこまで今の若手たちを維持、そして成長させられるのか。今はまだ優勝の可能性は見えてこないが、2、3年後にはその夢を描ける状態が整っているかもしれない。

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