36歳フェルナンジーニョはもう厳しい? シティがここから崩れる可能性

今季のフェルナンジーニョは昨季ほど頼もしくない photo/Getty Images

ノリッジ戦では危ないシーンがいくつかあった

プレミアリーグ第25節マンチェスター・シティ対ノリッジ・シティの一戦が行われ、4-0でシティの快勝となった。これでウルブズ戦から継続している公式戦無敗記録を12にまで伸ばしている。

ラヒーム・スターリングのハットトリックやリアム・デラップら若手の投入と収穫のあるゲームとなったわけだが、ロドリの代わりにアンカーとして出場したフェルナンジーニョの状態が思わしくない。

昨季はロドリに代わってスタメンとして頼りになっていたフェルナンジーニョだが、今季は出場機会が減ってコンディションを維持できないのか、低調なパフォーマンスが散見されている。ノリッジ戦でも余裕のある状態での配球力は素晴らしいのだが、プレッシャーを受けた際は余裕がなくなってしまっていた。そのため、序盤は上手くボールが回らず、ノリッジに押される時間もあった。守備ではルベン・ディアスがカバーしたが、ミロト・ラシツァに完全に振り切られてしまう場面もあり、攻撃のロドリ、守備でのフェルナンジーニョという起用はできない。

このことからも来夏でのアンカーの獲得は必須だ。若手にはロメオ・ラヴィアがいるのだが、まだ18歳と若く、ロドリ不在でも安心できる控え選手とはなれない。獲得候補としてはウェストハムのデクラン・ライスくらいしか具体的な名前は上がってきておらず、ストライカー獲得の兼ね合いも考えれば、ライスに高額な移籍金は出せない。

また、フェルナンジーニョのパフォーマンスが昨季のように戻らない限り、ロドリが怪我で離脱となればかなり苦しくなる。継続的に出場機会を与えることで復調するパターンもあるが、今後はCLのような重要な試合も増えてくることになり、そこまで時間はない。今季はプレミアで首位を独走しているが、崩れるとすればロドリを欠くことになった場合だろう。

試合は解消も、不安要素が生まれてしまったシティ。36歳という年齢を考えれば仕方ないことだが、来夏に向けて代役のリストアップは早めに済ませておくべきだろう。

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