古橋、旗手らの活躍に追い付きたい セルティックで復帰間近とされる万能MF井手口陽介の挑戦

復帰間近とされるセルティックの井手口 photo/Getty Images

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先発となるか

夏に加わった古橋亨梧が大活躍し、さらに冬に移籍した旗手怜央、前田大然が即チームにフィットするなど、セルティックでの日本人ブームは継続中だが、少し乗り遅れてしまっているのが井手口陽介だ。

旗手、前田と同じ時期に加わった同選手だが、デビュー2試合目で負傷してしまい離脱が続いている。直近のアバティーン戦でも出番がなく、約一ヵ月間話題に挙がることのない選手になってしまっているが、スコットランドメディアである『THE SCOTSMAN』によれば14日に予定されているレイス・ローヴァーズ戦で復帰する見込みであるという。指揮官であるアンジェ・ポステコグルー監督によればトレーニングに復帰しており、ゲームでの起用が可能だとコメントを残している。これは朗報だ。

起用されるとすれば[4-3-3]のアンカーとなるだろう。アロア・アスレティック戦でも先発であり、ポステコグルー監督もアンカーとして考えているはずだ。

豊富な運動量にボールを刈り取る技術の高さ、そこからボール運びや展開力など万能性を持つ井手口。日本代表への招集歴もある選手だが、セルティックへ移籍した古橋らと比較すればここ数年そこまでJリーグで目立っていた存在ではない。

それでも海外メディアからの評価は上々だ。英『The Athletic』では途中からの起用となったハイバーニアン戦でのパフォーマンスを高く評価しており、特にインテリジェンスと守備面での強度を称賛している。また、古橋や旗手などポステコグルーが連れてきた日本人選手はすぐにチームへフィットした前例もあり、そこまで心配されていない。

セルティックで長年プレイするカラム・マクレガーがポジションを争うライバルになる井手口。難題なミッションではあるが、古橋、旗手、前田に追い付くためにも、レイス・ローヴァーズ戦での活躍に期待だ。

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