正守護神の不在を感じさせない安定感 ユヴェントス戦で奮闘見せたアタランタの“代役GK”

ユヴェントス戦で素晴らしいパフォーマンスを見せたスポルティエッロ photo/Getty Images

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終了間際に失点も、光った幾度もの好セーブ

現地時間13日に行われたセリエA第25節にて、ユヴェントスとの大一番を迎えたアタランタ。この試合は順位が近いチーム同士の直接対決となったが、同クラブは1-1で試合を終えなんとか勝ち点1を分け合うことに成功した。終了間際の失点で勝利こそ逃す結果となったが、その内容は決して悪くなかったと言える。

そんなユヴェントス戦にて、試合前の予想を良い意味で裏切るパフォーマンスを見せたのがGKマルコ・スポルティエッロだ。この一戦では出場停止となった正守護神のファン・ムッソを欠くこととなり、アタランタにはドゥシャン・ヴラホビッチを加えて調子を上げてきたユヴェントス攻撃陣を抑えられるのかとの不安もあった。しかし、この代役GKは試合を通して安定したセービングを披露。終了間際の失点は悔やまれるが、90分を通してのプレイぶりは見事だったと言っていい。

なかでも印象的だったのは56分のセーブで、スポルティエッロはヴラホビッチが至近距離から放った決定的なシュートを見事に防いでみせた。味方と相手がゴール前で入り混じる状況で対応したこともあって、シュートの出どころはさぞ見づらかったことだろう。しかし、そんな状況をものともせず、代役GKはしっかりと安定したセービングを披露。このプレイは間違いなく称賛に値するものだったと言っていい。
そんなユヴェントス戦におけるスポルティエッロの活躍には、データサイト『Sofa Score』もチーム2位となる評価点「7.6」を与えている。ムッソの不在を感じさせないパフォーマンスを見せてくれたアタランタの代役GK。ユヴェントス相手に勝ち点1をもぎ取ることができたのは、間違いなく彼の貢献によるところも大きかったはずだ。

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