《91得点115アシスト》の大活躍 PSGで見逃せない万能MFディ・マリアの存在

PSGで活躍続けてきたディ・マリア photo/Getty Images

チームを7年にわたって支えてきた

2010年代より多額の資金を投じてチームを強化してきたパリ・サンジェルマンでは、とにかく豪華な前線が話題を集めてきた。ズラタン・イブラヒモビッチやエディンソン・カバーニ、今もネイマール、キリアン・ムバッペ、リオネル・メッシとスターが揃っている。

もちろん彼らの貢献度も見事だが、実に7シーズンにわたってチームを支えてきたアルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリアも忘れてはならない。

ディ・マリアは2014年にレアル・マドリードを離れてマンチェスター・ユナイテッドへ加入したものの、上手くフィットしなかったこともあって1年で退団。2015年にパリへ加入することになった。当時はドタバタした移籍劇との印象もあったが、気付けばディ・マリアはパリ・サンジェルマンの象徴的選手となった。これほど長くパリでプレイを続けると予想していた人は多くなかったかもしれない。

成績も見事で、パリでは284試合をこなして91得点115アシストの成績を残している。中盤、ウイングをこなしながらの91得点は見事な数字で、これはクラブ歴代5位となる。4位が元ポルトガル代表パウレタで109得点、3位がムバッペで153得点、2位がイブラヒモビッチで156得点、そして1位がカバーニで200得点だ。

ネイマールは6位の90得点となっており、もうすぐディ・マリアは抜かれるだろう。それでもFWばかりが入っているランキングのTOP6に名を刻むだけでも凄いことだ。

仏『L'Equipe』によると、ディ・マリアは今季限りでパリを離れる可能性があるという。今季限りとなっているクラブとの契約が延長されない方向で話が進んでいるようで、7年続いたパリ生活も終わりが近いのかもしれない。

パリでディ・マリアは多くのタイトルを獲得してきたが、チャンピオンズリーグは不足している。仮に今季限りで離れるならば、これがラストチャンスだ。決勝トーナメント1回戦では古巣レアルと対戦することになっており、ここで負けるわけにはいかない。チームを支え続けてきたディ・マリアは今季こそパリを欧州の頂点へ導けるか。

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