エジルもいるフェネルバフチェが“約3カ月”もアウェイで勝てないとは 首位と20ポイント差の絶望感

今季は大きく出遅れているフェネルバフチェ photo/Getty Images

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国内の名門がまさかの大苦戦

これまでトルコ国内リーグで常にトップ争いを演じてきたフェネルバフチェが苦しんでいる。

12日にはアウェイでギレスンスポルに2-1で勝利したのだが、何とアウェイのリーグ戦で勝利を収めるのは昨年11月21日以来のことだった。約3か月ほどアウェイで白星がなかったことになり、国内を代表する名門フェネルバフチェらしくない成績だ。

しかも11月21日の対戦相手は、同じ名門のガラタサライだった。今季はガラタサライも現在13位と大苦戦しており、そのガラタサライに勝利してから3か月間もアウェイで勝てなかったというのは少々寂しい。
フェネルバフチェは元ドイツ代表MFメスト・エジル、元ブラジル代表MFルイス・グスタヴォ、シャルケでは天才と評されていたドイツ人MFマックス・マイヤーなど欧州トップリーグで活躍してきた選手たちに加え、昨夏には韓国代表DFキム・ミンジェ、ザルツブルクから23歳のドイツ人FWメルギム・ベリシャを獲得するなど、それなりに実力者は揃っている。

しかし、今季はここまでリーグ戦25試合を消化して11勝7分7敗と残念な成績となっている。順位は6位となっており、首位を走るトラブゾンスポルとは実に20ポイントも差がついている。

同じくトルコを代表する名門ベシクタシュは7位に沈んでおり、国内3強とも呼べる彼らが大苦戦しているのは何とも特長的だ。昨季は1位ベシクタシュ、2位ガラタサライ、3位フェネルバフチェの順位でフィニッシュしており、3チームとも獲得勝ち点は80を超えていた。

それが昨季4位だったトラブゾンスポルにあっさり追い抜かれることになり、フェネルバフチェを含め国内3強は来季へ大幅改革が求められている。

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