190cmの大巨人・DF町田浩樹がベルギーで先発デビュー チームは敗戦も、守備で見せた強度の高さ

ベルギーデビューとなった町田 photo/Getty Images

このまま継続してピッチに立ちたい

夏の移籍市場でロイヤル・ユニオン・サン・ジロワーズに加入した三笘薫に続いて移籍となった町田浩樹。ここ最近はベンチ入りが増えており、14日のシント・トロイデン戦でベルギーデビューとなった。サン・ジロワーズは[3-5-2]を基本システムとしており、町田は3バックの左で先発となった。

残念ながらデビュー戦は0-1での敗戦となったが、まずまずなパフォーマンスを見せられたといっていい。ビルドアップでは左足から何本も鋭い縦パスを供給しており、カウンターの際には前線まで持ち上がり、シュートを放っている。わずか右に外れることになったが、攻撃性能の高さを示した。しかし、余裕のない場面での組み立てにミスが見られた。特に相手の寄せが早い場面ではパスが何度かズレてしまっており、今後の改善点となるだろう。

守備面ではビルドアップのようなミスもなく、強度高く戦えていた。データサイト『WhoScored.com』によればタックス成功数、インターセプト数共に1回であり、190cmを武器とした自慢の空中戦では3回競り勝つなど強さを見せている。対人では振り切られることなく、冷静に対応しており、悪くないパフォーマンスだったといえる。

デビュー戦で敗戦となるも、町田自体の働きは比較的良かったように思える。今後も継続して出場機会を得られるようになれば、さらなるクオリティ向上が見られ、三笘のように頼れる存在となるだろう。

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