やや粗が目立っても移籍後5試合で“4ゴール” セリエAに帰還したピョンテクの逆襲は

今冬フィオレンティーナに加入し、セリエA復帰を果たしたピョンテク photo/Getty Images

気になる面もあるが結果は残している

ポーランドの“ガンマン”はここから再びかつての輝きを取り戻していくのだろうか。今冬の移籍市場でセリエAに帰ってきたストライカーが、思い出の地で早くもゴール量産体制に入っている。

そのストライカーとは、1月にヘルタ・ベルリンからフィオレンティーナに加入したFWクシシュトフ・ピョンテク(26)だ。2018-19シーズンにはジェノアとACミランで圧巻のリーグ戦22得点を記録したものの、以降は苦しい時間を過ごしていた同選手。ミラン退団後に向かったヘルタでもパッとしない成績に終始していたが、フィオレンティーナ加入後は公式戦5試合に出場してもう4ゴールを奪っている。

ヴィオラは今冬ドゥシャン・ヴラホビッチを失ったが、ピョンテクはその後釜として奮闘している状況。今後もこのペースを維持できるのであれば、ポーランドの“ガンマン”は復活できるかもしれない。そう感じている人も決して少なくないはずだ。

しかし、その一方では少し気になる面があるのも否めない。得点数こそ4ゴールと好調に映るピョンテクだが、まだ手放しで称賛するほどのパフォーマンスを見せているわけではない。現地時間14日に行われたスペツィア戦でも1ゴールを記録したが、16分にはPKを失敗している。これでフィオレンティーナ加入後は早くも2度目のPK失敗。やや粗が目立つ面も散見されるのが現状となっている。

とはいえ、こうした細かな部分を修正できればさらに得点ペースは伸びてくるはず。やや粗が目立つ状況の中でも4得点を叩き出しているのはポジティブで、今後に向けてはさらなる期待がかかる。セリエAに帰還し、復活を狙うピョンテク。再び彼が最高級の輝きを放つ瞬間は待ち遠しい。

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