ロイス、ベリンガムらドルトムントは“EL優勝候補”ではないのか 「チームになりきれていない」

ドルトムントは守備に不安も photo/Getty Images

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不安視される攻守の連動

今季よりヨーロッパリーグはレギュレーションが変更となっており、決勝トーナメントの前にグループ2位組VSチャンピオンズリーグ3位組によるホーム&アウェイのプレイオフラウンドが行われ、勝ったチームとヨーロッパリーグ・グループステージ1位組で決勝トーナメントの戦いを進めていくことになる。

やはり注目はチャンピオンズリーグ・グループステージ3位組だ。バルセロナ、アタランタ、セビージャといったチームがヨーロッパリーグ・プレイオフに参戦することになり、ヨーロッパリーグならば優勝を狙う力を持つチームが複数ある。

本来ならば、ドルトムントもそこに入るべきだろう。ドルトムントはアヤックス、スポルティング・リスボン、ベシクタシュと同居したチャンピオンズリーグ・グループステージを勝ち抜けず、3位に落ちてしまった。しかしながら、マルコ・ロイスやアーリング・ハーランド、ジュード・ベリンガムなどタレントは揃う。
ヨーロッパリーグ・プレイオフではスコットランドのレンジャーズと対戦する予定になっており、選手層ならばドルトムントが上と言っていい。

しかし、ドルトムントはそのタレント力を活かしきれていないところがある。英『Daily Recored』によれば、レンジャーズOBのヨルグ・アルベルツ氏はそこにチャンスがあるとレンジャーズ勝利の可能性を口にする。

「ドルトムントの選手の名前を挙げるなら、スターばかりが出てくる。ハーランド、ロイス、トルガン・アザール、ベリンガム、ヴィツェルなどね。確かにビッグネームは多いけど、ピッチ上での彼らはチームになりきれていない。1stレグではそこにレンジャーズのチャンスがあるはずだよ」

特に攻守の連動には問題もある。ブンデスリーガでは大量失点を喫して負けるゲームもあり、失点の多さは問題視されている。ヨーロッパリーグの優勝候補に挙げづらい理由があるとするならば、やはり守備だろう。

レンジャーズはドルトムントの攻撃を受ける時間が長くなるだろうが、耐えることができればチャンスも出てくるはず。タレント力ではドルトムントが上だが、果たして。

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