CFの“2枚看板”がいずれも負傷離脱 アタランタを苦しめる攻撃陣の駒不足

しばらくはパシャリッチが最前線の代役を務めることとなるか photo/Getty Images

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「我々にとって本当に悪い時期」

主力となるはずだった前線における主力選手たちの不在を、今後のアタランタはどのようにカバーしていくのだろうか。万全の状態さえ整えば欧州でも屈指の攻撃力を誇るはずの同クラブだが、現在は苦しい台所事情を強いられることとなっている。

現在はドゥバン・サパタやヨシップ・イリチッチ、アレクセイ・ミランチュクなど、多くの主力選手たちを負傷離脱で欠くこととなっているアタランタ。現地時間17日に行われたヨーロッパリーグのオリンピアコス戦でもルイス・ムリエルが負傷交代を強いられることとなり、さらに前線の駒不足は深刻なものとなってしまった。昨季まではセリエAでも最強クラスの攻撃力を誇っていた同クラブだが、怪我人が続出している今季は一転して厳しい状況に直面している。

なかでも、今後ジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督の頭を悩ませることが予想されるのがセンターフォワードのチョイスだ。序盤戦にチームを牽引していたサパタに続いて、ムリエルも短くない離脱が濃厚となった同ポジション。本職とする選手はこの2人のみだったこともあり、今後アタランタの戦いはさらに過酷なものとなるだろう。オリンピアコス戦後、ガスペリーニ監督もこれに関しては「我々にとって本当に悪い時期だ。あるポジションから全員がいなくなってしまうなんて」と嘆きのコメントを残している。
しかし、それでも次の試合は開催される。駒不足とはいえ、アタランタは一刻も早く最前線の代役を探し出したいところ。オリンピアコス戦ではマリオ・パシャリッチがスクランブルで起用されただけに、今後はしばらく彼が代役を務めることとなるか。アタランタを苦しめる前線の駒不足。苦しい台所事情を助ける救世主の登場には期待したいところだが、はたして。

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