プレミア370試合出場を誇る大ベテランが契約延長か 鉄人フェルナンジーニョがシティに残る2つのメリット

フェルナンジーニョが延長してくれるとなれば非常に心強い photo/Getty Images

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延長となれば大きい

来夏の移籍市場ではストライカー、サイドバック、そしてアンカーの3ポジションでの補強を目指しているマンチェスター・シティ。しかし、センターフォワードでボルシア・ドルトムントのアーリング・ハーランドを獲得することになれば高額な移籍金が発生するのは目に見えており、3ポジジョンを補強するならどこかで節約する必要がある。

そんなシティだが、英『THE TIMES』によれば今季で契約の切れることになっているフェルナンジーニョにもう一年の契約延長を打診したいと考えているようだ。また、その後のキャリアとしてコーチングスタッフとしてのポジジョンも用意しているという。

現状のスカッドを考えれば、フェルナンジーニョの延長は最適解だといえる。アンカーのファーストチョイスはロドリだが、彼一人でフルシーズンを戦うことはできない。かといって、ロドリ級の実力者を連れてくるにはそれ相応の移籍金を支払う必要がある。メインターゲットであるハーランド獲得のことも考えれば、ここで大金を使うことは避けたい。そこで今季のようにベテランがベンチに控えていれば、これほどに頼もしいことはない。

また、フェルナンジーニョが残留することで若手に安心してチャンスを与えることができる。現在下部組織には18歳のMFロメオ・ラヴィアという有望株がいる。今後は彼にチャンスが与えられるといえるが、いきなりロドリの控えというのは荷が重い。そこでフェルナンジーニョに続く3番目のアンカーとして今のリアム・デラップやジェイムズ・マカティらのように徐々に出場機会を与え、トップチームに慣らしていくのがベストな判断だろう。

守備面での衰えは見られるが、攻撃時の配球は今でもピカイチなフェルナンジーニョ。チームでは最古参となっている36歳はプレミアで370試合に出場している鉄人だ。クラブが評価しているようにピッチ内外での影響力は大きく、今後も重要な存在としてチームに貢献してくれることになりそうだ。

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