2得点1アシストでは終われない ブンデスでも指折りのチャンスメイカーとなった鎌田大地の逆襲は

フランクフルトでも攻撃のキーマンになった鎌田 photo/Getty Images

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W杯へクラブで調子を上げたい

昨季ブンデスリーガで5得点12アシストの成績を残し、現在のブンデスリーガでもトップクラスのチャンスメイカーとして評価を高めたフランクフルトMF鎌田大地。

その活躍には日本のサッカーファンも魅了されたはずだが、今季はここまで20試合プレイして2得点1アシストと明らかにペースダウンしている。

1月のアウグスブルク戦でゴールを記録するなど復調の兆しもあったが、地元紙『Frankfurter Rundschau』はその後敗れたアルミニア・ビーレフェルト戦(0-2)、前節ヴォルフスブルク戦(0-2)の2試合では鎌田が最も効果のない選手の1人だったと厳しく評価している。
今季から指揮官が交代していることも大きいだろう。昨季まではアディ・ヒュッターが指揮していたが、ヒュッターは今季からボルシアMGの指揮官に就任。フランクフルトにはオリバー・グラスナーがやってきたが、指揮官が代わればチームスタイルにも変化が出るのは当然だ。

同メディアはライン間でボールを受ける鎌田の才能を高く評価しているものの、グラスナーのスタイルではそれが最大限活かされていないと見ている。昨季何かきっかけを掴んだように見えたが、それが指揮官交代で変わってしまったとなれば残念だ。

今年はワールドカップ・カタール大会が控えており、昨季の鎌田ならば日本代表でも2列目のスタメンに入るだけの力はある。チャンスメイク力では現代表No.1と言っていいかもしれないが、クラブで調子の上がらない選手を起用するのはリスクも大きい。

今季も後半戦に入っているが、今季のうちに良い感覚を取り戻せるか。同メディアはベンチスタートが増える可能性も考えているようだが、2得点1アシストのままでは終われないだろう。

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