“20年”の時を超えてELで記録するアシスト ベティスの魂は40歳でも輝き失わず

ベティスで活躍続けるホアキン photo/Getty Images

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ここまで現役生活が続くと誰が予想したか

最近は30代後半でも活躍する選手が増えてきたが、40歳でもトップレベルの活躍を続けるアタッカーがいる。

18日に行われたゼニトとのヨーロッパリーグ・プレイオフでアシストを記録したレアル・ベティスFWホアキン・サンチェスである。

ホアキンは前半にギド・ロドリゲスのゴールをアシストしたが、これは特別なアシストと言っていい。ホアキンが欧州カップ戦で最初にゴールを決めたのは2002-03シーズンのことで、当時まだUEFA杯との名称だった現ヨーロッパリーグにて得点を記録した。これが2002年11月のこととなっているため、ホアキンは約20年の時を超えて再びヨーロッパリーグで結果を残したことになる。
若い頃のホアキンはサイドからの突破を武器とする勢いあるドリブラーで、こうしたタイプのアタッカーはスピードが落ちると活躍できなくなることも珍しくない。しかしホアキンは年齢に合わせて上手くスタイルを変えており、これまでデビューしてからは21シーズン連続でリーグ戦のネットを揺らしてきた。

今季はまだリーグ戦でゴールを決めていないが、指揮官マヌエル・ペジェグリーニは短時間ながらホアキンにも頻繁に出番を与えている。チームの精神的支柱として頼られており、ベンチにホアキンが控えているのは大きい。

ヨーロッパリーグの方ではグループステージから全試合プレイしているため、ゼニトとのプレイオフを制して決勝トーナメントへ進めればホアキンの出番も自然と増えてくるだろう。

20年の時を超えて欧州カップ戦で結果を残すとは見事で、ホアキンも鉄人プレイヤーの1人と言えそうだ。

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