マンU行き掴んだ弟に続いてステップアップも セリエAで輝き始めたコートジボワールの才能

インテル戦でも好パフォーマンスを見せたトラオレ photo/Getty Images

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サッスオーロで活躍する22歳

ひと足先にビッグクラブ行きの夢を実現したのは弟の方だった。しかし、今季セリエAでプレイしている兄もそう遠くないうちにステップアップを果たすこととなるのか。現在、サッスオーロで印象的なパフォーマンスを見せているのはコートジボワール代表MFハメド・ジュニオール・トラオレ(22)だ。

2021年1月にアタランタからマンチェスター・ユナイテッドへと向かったFWアマド・ディアロ(19)の実の兄であるトラオレ。今季はここまでサッスオーロで公式戦21試合に出場し、3ゴール4アシストを記録中。優れた身体能力を武器に、得意のドリブルとパスで相手守備陣を崩す技術はピカイチだ。そのクオリティの高さから現在は欧州4大リーグの上位クラブからも関心を寄せているとされ、弟に続くステップアップには期待がかかっている。

そして、そんなトラオレの技術の高さは現地時間20日に行われたセリエA第26節のインテル戦でも見て取れた。この試合に先発出場を果たした同選手は、78分までのプレイでチームトップとなる8回ものドリブル成功数を記録。出場時間を通して、インテルにとって厄介な存在であり続けたのは間違いない。そして、26分には左サイドから供給したクロスでジャンルカ・スカマッカの得点もアシスト。この試合でサッスオーロはインテル相手に2-0で勝利を収めたが、トラオレはその中心人物として機能した。インテル相手にも十分に通用したクオリティ。多くのクラブが関心を寄せるのも無理はないだろう。
現時点で移籍先の有力候補とされるのはユヴェントスと伊『Gazzetta dello Sport』が伝えているトラオレ。しかし、今後もこの調子で活躍を続けるようであれば、彼の獲得レースはさらに激化の様相を呈すこととなるか。サッスオーロで輝くコートジボワール代表MFの動向からは今後も目が離せない。

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