アラウホが順調に成長を続けるも…… バルサに懸念される課題とは

バルサで守備のリーダーに成長するか photo/Getty Images

センターバックの怪我人が続出している

バルセロナはリーガ・エスパニョーラ第25節でバレンシアと対戦。4-1で勝利してバルサが勝ち点3を獲得した。怪我人が続出するバルサのセンターバック陣で、スタメンに名を連ねたのは、ロナウド・アラウホとエリック・ガルシアの若い2人だった。

昨季から出場機会を伸ばし、今季もリーガ・エスパニョーラで19試合に出場しているアラウホは安定感のあるプレイで最終ラインを守った。対人守備に強く、ポゼッション時には足元の技術を活かして自らのスタイルを体現するバルサの将来のリーダーとなり得る存在だ。

そんなアラウホとコンビを組んだガルシアは、ハーフタイムで負傷してしまい交代を余儀なくされる。途中から入ったオスカル・ミンゲサも不安定なプレイを露呈するなど、チームのセンターバックの台所事情は厳しい状況が続きそうだ。

ジェラール・ピケがディフェンスリーダーとしてチームをけん引することが現在のチームで最も望ましい状況だろう。そしてその意思を引き継いだアラウホがバルサの後方を支える存在として成長していく。今のバルサの課題はそんなアラウホの相棒を見つけることだろうか。ピケのポジションを奪いきれるようなセンターバックの台頭が必要だ。

高いラインを保ちながらボールを保持して攻めるバルセロナのスタイルにおいて、センターバックの重要性は他のポジション以上といえるだろう。足元の技術も求められるため、能力の高さが求められるポジションでバルサの最終ラインを守る男は誰になるのだろうか。

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