パス成功数“1902本”は欧州5大リーグ最多 フランスで最高級の輝きを放つウィリアム・サリバ

今季マルセイユで大きく成長しているサリバ photo/Getty Images

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攻守両面で大きく成長したCB

2021-22シーズン、母国フランスのリーグ・アンでめざましい活躍を披露している男は来季アーセナルで活躍することができるのか。今季マルセイユへとレンタル移籍し、周囲を驚かせる速度で成長しているのはDFウィリアム・サリバ(20)だ。

2020年夏にサンテティエンヌからアーセナルに完全移籍となるも、まだガナーズでの出場は1試合もないサリバ。しかし、同選手はここ数年の間にレンタルで向かったリーグ・アンのクラブでは安定した成績を残しており、現地では各方面から「早くアーセナルでのプレイを見たい」との声も上がっている。

たしかに、今季リーグ・アンで3番目に少ない失点数(23点)を記録しているマルセイユで、守備の中心となっているサリバが帰ってくれば心強い。現時点ではいずれもチームトップとなるインターセプト数(30回:チーム1位)やクリア数(51回:同1位)も記録しているとあって、アーセナルが守備強化を図るとなればうってつけの存在と言えよう。
しかし、その守備面以上に注目したいのは彼のビルドアップ能力だろう。実は今季の同選手、リーグ・アンどころか欧州5大リーグの中でも最高級のパスセンスを見せているのだ。データサイト『FBref』によると、21-22シーズンのリーグ・アンで23試合に出場している同選手は、そのなかで5大リーグ最多となるパス本数(1902本)を記録している。その成功率も93.6%とハイレベルな数字をマークしており、攻守両面にわたって大きな成長を遂げているのだ。

現状のスカッドでも優秀な最終ラインを揃えているアーセナルだが、来季サリバが帰ってくることとなればさらにそのレベルは上がるだろう。2022-23シーズン、サリバがガナーズにレンタルバックされることとなれば、プレミアでどれほどのプレイを見せてくれるかには注目したいところだ。

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