カソルラら《1試合平均4ゴール》の超攻撃軍団に、怪物オルンガも来る アジア制覇へカタール勢に注意せよ

アル・サッドでプレイするカソルラ photo/Getty Images

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カタールが抱える助っ人たちは危険

カタール国内で敵無しのチームがアジア制覇へと動き出す。

21日にアル・アハリSCを8-2で撃破したカタールのアル・サッドは、これで今季のリーグ制覇を確定させた。その成績は18試合消化時点で17勝1分と圧倒的で、得失点の内訳も72得点20失点と圧巻の一言。特に攻撃面は1試合平均得点数が4点に達していることになる。

チームを引っ張るのはガーナ代表FWアンドレ・アイェウ、アルジェリア代表FWバグダード・ブーンジャー、そして元スペイン代表MFサンティ・カソルラといった国外組のアタッカーたちだ。
ただ、彼らはまだ満足していないだろう。昨年のアジアチャンピオンズリーグ(ACL)ではグループステージでサウジアラビアのアル・ナスルに競り負けてしまい、決勝トーナメント進出を逃したのだ。昨年も国内リーグでは圧倒的な成績を残していただけに、グループステージ敗退は許されない結果だったはずだ。

アル・ドゥハイルにはオルンガがいる photo/Getty Images

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昨年は全チームがグループで消えた

雪辱を誓うのは彼らだけではない。昨年のACLにはカタールからアル・ドゥハイル、現在ハメス・ロドリゲスらを抱えるアル・ラーヤンも出場していたが、いずれもグループステージで姿を消している。イランのエステグラルやベルセポリス、サウジアラビア勢を超えることが出来なかったのだ。

今年はアル・サッド、アル・ドゥハイル、アル・ガラファ、アル・ラーヤンが出場してくるが、当然狙うはアジアの頂点だ。豪華な海外組を抱えていることを考えると、十分に頂点を狙う力はあるはず。

今季リーグ戦2位のアル・ドゥハイルには、柏レイソルでもプレイしていたFWマイケル・オルンガがいる。アル・サッドのブーンジャーとアイェウが12得点で今季リーグ戦得点ランク2位につけているのに対し、オルンガは21得点と独走状態で得点ランク首位に立っている。もはやクラブシーンではアジア最強のストライカーと言っていいだろう。

カタール勢が入るACLの西地区は4月7日よりスタートする予定だ。カタール勢は優勝を狙うJリーグ勢の壁となるのか。実力ある国外組を抱えているだけに、直接対決が実現すれば面白い戦いとなりそうだ。

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