“4200万ポンド”は高すぎた? トッテナムで殻を破れぬコロンビア代表DFの苦悩

加入時には将来トッテナム守備陣の軸になると目されていたサンチェスだが…… photo/Getty Images

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加入時には大きな期待を背負っていたが

2017年の夏にアヤックスから獲得された際には、多くの人が彼こそ将来のトッテナム守備陣を引っ張っていく存在になると考えていたはず。その移籍金も4200万ポンドと高額で、コロンビア代表DFダビンソン・サンチェス(25)に対する周囲の期待値は間違いなく高かった。

だが、加入から4年半の時を経てもまだサンチェスはトッテナムで絶対的な地位を築くことができていない。好調時には身体を張った守備でチームを助ける活躍を披露することもあるのだが、パフォーマンスの波は激しい。決して戦力になっていないわけではないものの、昨今では出場する試合も怪我人の代役という側面が強くなっている印象は否めない。

「守備陣の軸とするには安定感が足りない」。英『GIVE ME SPORT』も現在のサンチェスについてはこのような見解を示しているが、まさにその通りと言わざるを得ないだろう。今季も依然として危険なエリアでの致命的なミスが散見される同選手。20代半ばを迎えた今でも、なかなか信頼に足るだけの安定感は身につかない。
そんな状況を受けて、現地では「4200万ポンドは高すぎたのかもしれない」(英『Daily Mail』)との声も上がっているサンチェス。トッテナムでなかなか殻を破れないコロンビア代表DFだが、はたして今後の彼はそういった周囲の雑音を振り払うことができるのか。アヤックス時代は“欧州でも屈指の若手DF”と評されていた男だが、なかなか大ブレイクへの道筋は見えてこない。

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