“持っている男”の勝負強さは神戸でも健在 槙野智章が浦和との古巣戦で主役に

同点弾を決めた槙野 photo/Getty Images

リカルド監督も「ストライカーだ」と声をかける

明治安田生命J1リーグでヴィッセル神戸と浦和レッズの一戦は、2-2の引き分けで終了している。終盤にゴールネットを揺らした男は、古巣対戦となった槙野智章だ。彼が神戸に勝ち点をもたらす一発を決めた。

浦和に退場者が出たことで、神戸は1人多いながらも同点ゴールが奪えないまま終盤を迎えた。すると86分にペナルティエリア角でアンドレス・イニエスタがフリーでボールを保持し、中央へ正確なクロスを供給する。中で待っていた槙野は巧みにマークを外してフリーでヘディングシュートを放つと、待望の得点を挙げて2-2と追いついた。

昨シーズン限りで浦和を退団し、神戸へと加入した槙野。2試合目での古巣対戦となったが、終盤で輝きを放つ槙野が埼玉スタジアムで“浦和の相手”として存在感を発揮した。この勝負強さは彼の真骨頂ともいえるだろう。

槙野は昨年のルヴァンカップや天皇杯でも、試合終了直前でゴールネットを揺らして主役となった。そんな劇的ゴールを古巣の浦和相手に決めてしまう彼はやはり、“持っている男”だろう。試合後にはリカルド・ロドリゲス監督と談笑した槙野。インタビューでは「やっぱりお前はストライカーだと言われた」とコメントし、敵将も認める得点力で、今試合の主役となった。

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