怪物ロナウドやロッベンらに重なるその姿 堂安と共にPSVをけん引するノニ・マドゥエケへの期待感

復帰後はPSVで評価を高めるマドゥエケ photo/Getty images

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復帰し徐々にコンディションを上げてきている

以前まではマンチェスター・シティのフィル・フォーデンやチェルシーのメイソン・マウントらがイングランド代表を今後支えてくれる存在になると期待していたが、若手の台頭が早く、すでに次の逸材が頭角を現し始めている。クリスタル・パレスのコナー・ギャラガー、マーク・グエーイ、アストン・ヴィラのジェイコブ・ラムジーらがまさにそうであり、前述した2人もうかうかしてはいられない。

そんな人材豊富なイングランドだが、何も国内だけで若手を育てているわけではない。オランダ・エールディヴィジのPSVアイントホーフェンでプレイするノニ・マドゥエケはイングランドのアンダー世代で代表に選ばれながら、現在はオランダの強豪で出場機会を得ている。

パレスやトッテナムの下部組織で育ち、オランダへ渡ったマドゥエケ。昨季は一気にプレイタイムを増やすと、リーグ戦で7ゴール4アシストと爆発。今季を飛躍の年にしたかったが、怪我をしてしまい3ゴール1アシストと昨季のインパクトに比べれば劣ることになる。それでも、復帰後は好調だ。4試合で2ゴール1アシストという数字を残している。

右サイドからのドリブルを得意とし、そこからのパスやシュートは絶品であり、英『THE SPOTRSMAN』では同じく若い時期をPSVで過ごした怪物ロナウドやアリエン・ロッベンと同じようなポテンシャルを秘めていると若きイングランドのドリブラーを絶賛している。

19歳にしてオランダの名門PSVで10番を背負うマドゥエケ。現状リーグ戦ではアヤックスに勝ち点差5を付けられ、首位を譲ってしまっている。残りの試合数はそこまで残っていないが、堂安律らと共に17-18シーズン以来となるリーグタイトル獲得を目指してほしい。

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