ミスがミスを呼ぶ悪循環 ドルトムントのクロアチア代表DFが露呈したクオリティ不足

アウクスブルク戦に先発するも、拙いプレイが目立ってしまったポングラチッチ(中央) photo/Getty Images

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アウクスブルク戦は終始低調なパフォーマンス

現地時間27日に行われたブンデスリーガ第24節にて、アウェイでアウクスブルクと対戦したドルトムント。首位バイエルン・ミュンヘンを追走するためには絶対に落としたくない一戦だったものの、同クラブは結果的にこの試合を1-1のドローで終えることとなってしまった。これでバイエルンとの差は8ポイント。また状況は厳しくなっており、ドルトムントとしては痛すぎる引き分けとなったのは間違いない。

そんなアウクスブルク戦にて、ドルトムントで特に低調なパフォーマンスが目立ってしまったのがクロアチア代表DFマリン・ポングラチッチだ。チームの最終ラインに怪我人が続出するなか、この試合に3バックシステムの左センターバックとしてフル出場を果たした同選手。序列アップのためには絶好のアピール機会だったはずだが、結果的にポングラチッチはその評価を落とすこととなっている。

なかでも、拙さが目についたのは攻撃面でのクオリティ不足。この試合のポングラチッチはとにかくビルドアップでのミスが目立ち、なんてことはないパス出しで味方と呼吸が合わないシーンが頻発することに。強引なドリブル突破を仕掛けてコントロールが利かずにタッチラインを割るシーンも見受けられ、ミスを取り戻そうとしてミスが出る悪循環に陥っていた印象は否めない。
「せっかくのアピールチャンスをフイにした」。そして、このアウクスブルク戦のポングラチッチに関しては独『WAZ』もこのように辛口だ。昨夏ヴォルフスブルクから買取オプション付きのレンタルで加入した同選手だが、彼が今後もドルトムントで生き残っていくのは厳しいのだろうか。24歳のクロアチア代表DFは正念場を迎えている。

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