バルセロナを半年で去った逸材MFにセカンドチャンス? 浮上するブンデス行きの可能性

今季前半戦はバルセロナでプレイしていたデミル photo/Getty Images

スペイン挑戦は悔しい結果となったが……

オーストリアの逸材レフティーは近いうちに再びトップシーンへと舞い戻ることとなるのだろうか。バルセロナ過ごした半年間は苦い思い出となってしまったものの、ラピード・ウィーンに所属するオーストリア代表MFユスフ・デミル(18)には現在4大リーグ再挑戦の可能性が浮上している。

昨夏に買取OP付きのレンタルでバルセロナに加入するも、スペインでの挑戦はクラブの都合に振り回される形で終わりを迎えてしまったデミル。ロナルド・クーマン監督の下では公式戦9試合に出場したのだが、10試合以上に出場すると買い取り義務が生じることを財政難のバルセロナは嫌う形に。新加入FWフェラン・トーレスを獲得したことによる選手登録の問題などもあったことから、デミルはたった半年でラピード・ウィーンにレンタルバックされることとなってしまった。

しかし、そんなデミルには新たなステップアップの場が用意されることとなるかもしれない。独『Spox』によると、現在の同選手にはドイツ・ブンデスリーガのドルトムントが獲得に興味を示しているという。すでに両クラブの間では交渉の場も持たれているとのことで、今後は条件面でのすり合わせを行っていくこととなるようだ。

高いテクニックと視野の広さを駆使したドリブルやパスを最大の武器としながら、右サイドやトップ下で存在感を発揮するデミル。似たようなタイプのレフティーがいないドルトムントにとっては、非常に興味深い補強候補と言えるだろう。獲得となれば、ドルトムントには複数の新たな崩しの形が増える可能性も。フィジカルやスピードの部分で物足りなさは残るが、まだ若い選手だけに一定の成長は見込めるはずだ。

新たな挑戦の可能性が取り沙汰されるオーストリアの若きテクニシャン。はたして、デミルは来季ドイツでプレイすることとなるのか。今後の動向には注目だ。

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