守備だけではないクリバリの魅力 ナポリの最終ラインに君臨する超万能CB

ラツィオ戦でも印象的なパフォーマンスを披露したクリバリ photo/Getty Images

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高精度のロングフィードでも貢献

現地時間27日に行われたリーグ戦第27節でラツィオに勝利し、セリエAの暫定首位に浮上したナポリ。2位のACミランとは勝ち点差なしとなっているだけにまだ予断は許さない状況だが、ひとまず嬉しいニュースとなったことは間違いない。

そんな暫定首位浮上を決めたラツィオ戦にて、ナポリで最も印象的なパフォーマンスを披露した選手は誰か。1ゴール1アシストの活躍を披露したFWロレンツォ・インシーニェか、はたまた好セーブ連発でチームのピンチを救ったGKダビド・オスピナか……。おそらく、人によって意見はさまざまだろう。

しかし、そんなインシーニェやオスピナに勝るとも劣らないプレイぶりを見せたのがDFカリドゥ・クリバリだ。この試合にセンターバックの一角としてフル出場を果たした同選手は、本職の守備だけでなく攻撃面でも際立った活躍を披露。特に最終ラインから繰り出される高精度のロングフィードは絶品で、この試合のクリバリは両軍最多となる7本ものロングパス成功数を記録している(データサイト『SofaScore』より)。彼の繰り出す巧みなロングボールはラツィオにとって相当に厄介なものだったはずだ。
「クリバリはきちんとDFとしての役割もこなしつつ、攻撃の起点にもなっていた。彼のロングパスからチャンスが生まれたシーンも多々見受けられ、セネガルのセンターバックがラツィオの大きな脅威となっていたのは間違いない」

そして、そんなクリバリのパフォーマンスには伊『calciomercato』もこのように高い評価を与えている。クリバリといえば、どうしてもイメージとして先行するのは強靭なフィジカルを生かした守備の部分。しかし、この大型CBは左右両足の高いキック精度でチームの攻撃面も充実させることとなっている。

ナポリの最終ラインで攻守にインパクトを残す超万能CB。クリバリのプレイからは今後も目が離せない。

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