欧州を舞台に戦うこと以外にある大きな価値 アーセナルのレジェンドが語るCLに出場する重要性

今季の結果が今後のアーセナルを占うことになる photo/Getty images

残りの試合が大事になる

アーセン・ヴェンゲルの長期政権後はなかなかうまくいっていないアーセナル。昨季は8位フィニッシュしたことで95-96シーズン以来となる欧州のコンペティションがない状態でシーズンを戦っている。

いわゆる暗黒期の真っただ中にいたアーセナルだが、今季の出来はそんな暗い雰囲気を吹き飛ばすものだ。リーグ戦では現状6位だが、3位チェルシーとの勝ち点差は5ポイントと少ない。さらにアーセナルは消化試合が多く、CL出場権を獲得できる4位以内でフィニッシュする可能性が非常に高くなっている。実際に4位のマンチェスター・ユナイテッドや7位のトッテナムといった上位争いのライバルは下位クラブ相手に勝ち点を落としてしまっており、好調とはいえない。

CLに戻ることができれば、次の目標はマンチェスター・シティ、リヴァプール、チェルシーのトップ3に追いつくことだ。チェルシーは調子を落としてしまっているが、けが人の続出が大きな要因であり、万全な状態となればシティ、リヴァプールに並ぶ強さを持つ。

「彼らは間違いなくストライカーとサインする必要がある」

英『THE SPORTSMAN』ではクラブのレジェンドであるトニー・ウッドコック氏はアーセナルが再び優勝争いに食い込むには得点の奪えるストライカーが必要だと主張している。そのためにはCLの出場権を獲得する必要がある。良い選手はCLで戦えるクラブを選ぶからだ。

ストライカーの獲得候補にレアル・ソシエダのアレクサンデル・イサクやエヴァートンのドミニク・カルバート・ルーウィンらの名前が挙がっているが、CL出場権を獲得したとなれば交渉はやりやすくなるはずだ。ウッドコック氏も主張するようにCL出場は選手の夢であり、今季のリーグ戦の結果は今後数年のクラブの未来を占うことになりそうだ。

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