歓喜のドルトムント戦は《出場4分》のみ…… ウェールズNo.10に未だ出口は見えない

ウェールズ代表では今も主力のラムジー photo/Getty Images

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スコットランドでも影薄く

ヨーロッパリーグ・プレイオフでドルトムントを撃破し、決勝トーナメントへ駒を進めたスコットランドのレンジャーズ。ドルトムント相手に2試合で6ゴール奪ったパフォーマンスは国内外から称賛されることになったが、そこにMFアーロン・ラムジーの名前はなかった。

ラムジーは今冬にユヴェントスからレンジャーズにレンタル移籍したのだが、怪我の問題はここでも続いている。ここまではリーグ戦で2試合、国内カップ1試合、ドルトムント戦は1stレグで4分間だけピッチに入っており、スコットランドでも影が薄くなってしまっている。

国内カップのアナン・アスレティック戦ではアシストを記録したが、目立った活躍はこれだけだ。ここまではレンジャーズの一員として94分間しかプレイできていない。歓喜に沸いたドルトムント戦2ndレグも欠場しており、今季はユヴェントスでの時と合わせて良いシーズンにはなっていない。
本来であれば中心選手になってほしい実力者で、ヨーロッパリーグでも経験と技術をチームにプラスすることが期待されている。決勝トーナメントでは力を発揮できるだろうか。

ウェールズ代表では今も主力であり、チームは3月にワールドカップ・カタール大会出場を懸けた欧州予選プレイオフに臨む。最初の対戦相手はオーストリア代表で、ウェールズとしてはレアル・マドリードFWガレス・ベイルと合わせてラムジーの力も頼りにしているはず。ウェールズが誇る2大スター抜きでワールドカップ出場は掴めないだろう。

まずはクラブで結果が欲しいが、ラムジーはスコットランドの地で違いを生み出せるのか。このまま忘れられた存在であるわけにはいかない。

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