18歳の真珠をめぐって場外クラシコ発生? カナレス以来の才能と称されるパブロ・トーレ

パブロ・トーレを巡ってバルセロナとレアル・マドリードが争奪戦を繰り広げているようだ photo/Getty images

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スペインの若手に多いテクニカルな選手だ

セルヒオ・ブスケッツ、ダニエウ・アウベス、ジョルディ・アルバとベテランと呼ばれる選手はいるも、バルセロナをけん引しているのは間違いなく若手選手だ。最終ラインではロナルド・アラウホがジェラール・ピケを凌ぐ安定感を見せ、中盤ではガビとペドリが10代とは思えない輝きを見せている。そのペドリはラス・パルマスから500万ユーロという低価格で獲得しており、バルセロナの若手に対する目利きの良さがわかる。

そんなスペインの強豪が次に目を付けたのが、現在はスペインの実質3部であるプリメーラ・ディビシオンRFEFに所属するラシン・サンタンデールのMFパブロ・トーレだ。2003年生まれの18歳で、今季は21試合に出場して6ゴールを記録している。

西『SPORT』によればラシン・サンタンデールの真珠と呼ばれるトーレにバルセロナとレアル・マドリードのスペイン二大巨頭が興味を示しているという。すでに昨季の夏に関心を寄せていたようだが、本人はプレイタイムの確保を望み残留。着々とクラブで出場機会を得ている。

所属クラブではトップ下を任されており、テクニックと視野の広さを武器に打開していくタイプのチャンスメイカーだ。キック精度は抜群であり、味方にゴールをアシストすることも自身で奪うこともできる。後方では正確なキックと視野の広さを生かしたゲームメイクも得意としており、攻撃を前進させることもできる。ラシン・サンタンデールとしては現レアル・ベティスのセルヒオ・カナレス以来の才能としてトーレを高く評価しており、慎重に育てていく意向だという。

3部でのパフォーマンスという点は気になるが、トップカテゴリーでも難なく適応するという例もあり、期待できる存在だ。バルセロナ、レアルとスペインを代表する2クラブが揃って関心を寄せており、今後ペドリやガビらと共にスペイン代表をけん引する存在になるのだろうか。

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