浦和や鹿島でもプレイしたストライカーが現役引退 J1昇格を3度経験した“昇格請負人FW”

松本で3度目の昇格を経験した photo/Getty Images

自らの動画で引退を表明した

高崎寛之が自身のYouTubeチャンネルで現役を引退したことを発表した。9つのクラブに所属してゴールネットを揺らしてきたストライカーが、キャリアを終える決断をした。

高崎は2008年に駒澤大学から浦和レッズへ加入した。翌年にレンタル移籍した水戸ホーリーホックで19得点を決める活躍を見せ、2010年には浦和でも第25節大宮アルディージャ戦でJ1初ゴールを記録した。

2012年にはヴァンフォーレ甲府のJ2優勝に貢献し、翌年には徳島ヴォルティスでもJ1昇格を経験。2015年には鹿島アントラーズでAFCチャンピオンズリーグ6試合2得点と活躍すると、モンテディオ山形を経て2017年に加入した松本山雅FCでは4年間で42ゴールを挙げるなど得点を量産。FC岐阜やベトナム・Vリーグ1のサイゴンFCでのプレイを経て、昨季から甲府へ加入するも昨シーズン限りで退団していた。

甲府、徳島、松本と3度クラブをJ1昇格に導いた“昇格請負人”だった高崎は、188cmの長身とフィジカルの強さを武器に前線の起点となれるFWとして大きな活躍を見せる。強烈なヘディングシュートや反転して強引に前を向いて得点を決めるなど、彼の前線からの働きはチームで大きな存在感を発揮した。

自身のYouTubeにて本心を明かした高崎は、「本音はもっとサッカーをしたかったですが、自分の中で区切りを付けて引退することを決めました」と話している。また引退後のキャリアについては、今後の動画にて報告していくと伝えた。

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