ムバッペ、デンベレに続く“アンリ超え”が出た 仏で史上3番目の速さで通算10ゴール決めたFWの名は

2003年生まれのワヒもNEXTブレイク候補生 photo/Getty Images

フランスから続々出てくる有望株

アーセナルやバルセロナで活躍した元フランス代表FWティエリ・アンリは、同国を代表するレジェンドストライカーだ。オリヴィエ・ジルー(46得点)、アントワーヌ・グリーズマン(42得点)が近づいているものの、アンリは今でもフランス代表歴代最多得点記録の持ち主である(51得点)。

アンリは若い頃より絶賛されてきた特別な才能だが、最近のフランスサッカー界からはアンリ以上に早い段階から活躍するヤングスターが増えてきている。

例えばモンペリエでプレイする19歳のFWエリー・ワヒだ。すっかりモンペリエの主力となっているワヒは、2月25日のレンヌ戦でリーグ・アン通算10点目を記録。昨季に3点、今季7点の内訳で、19歳と54日でリーグ・アン通算10得点を達成することになった。これはアンリを上回るペースなのだ。

アンリは19歳と70日でリーグ・アン通算10得点を記録しており、ワヒはこれを超えた3人目の選手となった。ワヒ以上に速かったのは、現在バルセロナでプレイするFWウスマン・デンベレ(18歳と308日)、最速はパリ・サンジェルマンFWキリアン・ムバッペ(18歳と75日)だ。

ムバッペの才能には及ばないかもしれないが、ワヒの才能も見事だ。そう遠くないうちにフランス代表にも入ってくるだろう。

スタッド・ランスでブレイクする19歳FWウーゴ・エキティケも、すでにリーグ・アンで9得点決めている。今季のうちに通算10得点に乗せてくるはずで、アンリの記録に及ばずとも見事なペースだ。

最近はエキティケの方が話題になっているが、ワヒはエキティケよりも半年遅く生まれた2003年生まれの選手である。こうした逸材が次々と出てくるのがフランスサッカー界の特長で、また1人リーグ・アンからNEXTスター候補が誕生している。

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