ケパは挑発する相手を間違えた? あえてGK側に蹴ったファン・ダイクの大きな武器

ケパのいる方向にキックしたファン・ダイク photo/Getty Images

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3人目のキッカーとして選ばれたファン・ダイク

カラバオカップ決勝でチェルシーに勝利したリヴァプールは、10年ぶりに今大会のタイトルを獲得したPK戦までもつれた一戦で、フィルジル・ファン・ダイクは強心臓ぶりを見せつけている。

PK戦は2-2まで全員が成功し、3人目のキッカーとしてファン・ダイクが選ばれた。彼がボールをセットしてキックしようとすると、チェルシーのGKケパ・アリサバラガは、ファン・ダイクから見て左側に立ち、右側を大きく空けて同選手を挑発する。

そんな相手に対してケパの逆サイドを狙いに行くかと思われたが、ファン・ダイクはあえてケパのいる左側に強烈なキックを蹴り込む。パワーの乗ったシュートにケパは対応しきれず、ゴールネットを揺らして3人目のPKを成功させた。

全員が成功する中で、タイトル獲得のためには絶対に外してはいけない場面。そんな中でケパの挑発をものともせず、強心臓のファン・ダイクがあえてGK側に蹴り込んでシュートを決めてみせた。ケパも逆側に動く準備をしており、わざと空けているスペースに蹴らせようとしたのだろう。そんな中でメンタルの強さを武器にファン・ダイクがGKを上回る力でPKを決め、リヴァプールにタイトルをもたらした。PK戦を想定して試合に出場したケパだが、挑発する相手を間違えてしまったようだ。

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