得点数だけじゃないグリーリッシュの貢献度 マンUレジェンドは「成長しろ」と痛烈批判も

怪我からの復帰後、初戦でゴールのグリーリッシュ photo/Getty images

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怪我から復帰し今後は多くの出場機会を得るだろう

マンチェスター・シティにとって今夏の大きな補強となったジャック・グリーリッシュの加入。アストン・ヴィラに1億ポンドの高額な移籍金を支払い、イングランド代表MFを獲得している。

数字だけで彼のここまでを見るのであれば、序盤は好調だった。レスター・シティとのコミュニティ・シールドでデビューすると、続くノリッジ・シティ戦では初ゴールを記録。アーセナル戦では初アシストを記録し、幸先良いスタートを切った。が、そこから数字は伸びず、ここまでリーグ戦では2ゴール2アシストとなっている。

この出来に対し、元マンチェスター・ユナイテッドのロイ・キーン氏は「ジャックは成長し、ペップからの信頼を得る必要がある。彼らはおそらくイングランド代表ほどの信頼をシティで勝ち得ていない」と英『Daily Mail』で語った。

痛烈な批判をされたグリーリッシュだが、その後のFAカップ5回戦ピーターバラ戦では1ゴール記録してチームに勝利に貢献している。グリーリッシュは2月のブレントフォード戦から約1ヵ月離脱しており、久しぶりの実戦でこの出来はまずまずなものではないだろうか。得点の際は見事なトラップからシュートを放っており、見事なゴールだった。英『manchester evening news』によればアシストをしたフィル・フォーデンとグリーリッシュはリオネル・メッシのプレイ映像を見てインスピレーションを得ていたようで、「試合前に見ていたプレイと同じだった。まるでメッシだよ」とゴールシーンについてグリーリッシュは話している。

キーン氏のいう成長はもちろん必要かも知れないが、現状でもすでにチームに貢献することができている。ラヒーム・スターリングのようなスピードはないが、ドリブルで相手を押し込むことができ、何よりファウルを貰うのが上手い。ここまでの被ファウル数39回はリーグ6番目の数字であり、プレイタイムが伸びれば比例してこの数字も多くなる。ファウルを得られれば、高い位置で前を向いてプレイすることが可能であり、より相手を押し込むことができる。

成長という意味ではプレイするポジションを増やすのはいい選択肢かも知れない。現状では左ウイングや偽9番で起用されているが、インサイドハーフでもプレイができる。守備意識差の高さはすでに十分なものを持っており、今後ペップは試すことになるだろう。

数字はまだ物足りないが、着々とチームにフィットしてきているシティのナンバー10。週末にはマンチェスター・ユナイテッドとのダービーや、ミッドウィークにはスポルティングCPとのCLが予定されており、そこでも起用されることになるだろう(データは『SofaScore』より)。

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