“ファン・ダイクの後継者”となる道は見えてきた 武者修行先で伸びるリヴァプールの新鋭CB

今季は2部のプレストンでプレイしているファン・デン・ベルフ photo/Getty Images

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レンタル先では守備陣の中心に

フィジル・ファン・ダイクの後継者。2019年夏のリヴァプール入団時、彼のことをそう表現するメディアも多かった。そんな大きな期待をかけられた若き守備者だが、彼は近い将来に本当にそう呼ばれるほどの存在となるのだろうか。

その選手とは、U-21オランダ代表DFセップ・ファン・デン・ベルフ(20)だ。今季はチャンピオンシップ(20)のプレストン・ノースエンドにレンタル移籍している同選手。プレミアよりは1つカテゴリを落としてのプレイとなっているが、21-22シーズンにおける彼のプレイぶりには目を見張るものがある。加入から間もなくしてレギュラーの座を獲得すると、今や彼はプレストンの守備陣にとって欠かせぬ存在に。189cmの長身を活かした空中戦の強さや、読みの鋭さを武器にチームの最終ラインを支えている。

そんなファン・デン・ベルフの優秀さはスタッツにも表れている。データサイト『SofaScore』によると、今季リーグ戦での同選手はタックル数(77回)やインターセプト数(57回)、地上戦勝利数(102回)、デュエル勝利数(200回)といった部門でいずれもチームDF中トップの数字をマーク。得意の空中戦での勝率67.12%を誇っており、データからも彼の守備力の高さは窺い知ることができるだろう。
以前まではフィジカルバトルの激しいイングランド・サッカーへの適応にやや苦しんでいる様子も見受けられたファン・デン・ベルフだが、彼は徐々に順応し始めたと言ってよさそうだ。このまま順調に育つこととなれば、本当に“ファン・ダイクの後継者”となれるかもしれない同選手。その成長には期待したい。

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